春から夏にかけて「のぼせ」の患者さんが増えていきます。
春は季節の変わり目として、芽吹き時、ホルモンバランスが狂いやすい時期と漢方でも言われています。また気温の寒暖差が大きくだんだん暑くなる時期。更に室内の冷房と屋外の猛暑によって自律神経が無駄に使われるのでコントロール力が弱い方、40-50歳頃の女性は特に顕著に発現していきます。
「更年期だから」と漢方薬やホルモン剤を試す方がほとんどですが、とても簡単にセルフケアできる方法があります。
それは「アイスノン」生活です。
最も保冷力の強いタイプを院内でも販売していますが1000円ちょっとぐらいで数年持ちますし、どこでも購入できます。「白元 アイスノン」をお選びいただけばベストです。
冬場になると「寒いから嫌」と多くの女性患者さん達は敬遠しますが、この夏場の時期だと快適に寝ることができるようになります。夏場の睡眠の質を上げ、のぼせ現象も緩解します。また事務仕事をしている方、ドライアイ、眼精疲労の方も勧めています。尚、著者は年間ずっとアイスノン生活です。たまにホテルで寝ると頭が熱くてたまりません。
関節痛の時はその患部を冷やしてもいいし、のぼせ状態の時はアイスノンして寝ればいいし、眼精疲労、頭痛、発熱時にもとても有用です。自宅の冷凍庫に複数常備です。
「頭寒足熱」という言葉を聞いたことがあると思います。
「頭寒足熱」を保つことが健康状態を維持するコツだと大昔から漢方医師たちは伝承しています。漢方薬の効用の多くも「上実下虚証」を治す方剤ばかりです。逆に考えてください。頭がのぼせて、足が冷えている・・・よくある不健康な現代人の姿ではないでしょうか?
呼吸を整え、頭寒足熱な生活を心がけることこそが、健康生活の第一歩です。
お金をかけてアレコレする前に、アイスノン生活を試してみてください。