大谷選手 寝違え
もうすぐWBC2025です。連覇を目指してほしいものです。
一つ危惧するのが大谷選手の寝違えです。
実は先日日本の球場でキャッチボールをしている映像を見て「あれっ?」と思ったのですが、左首の頚椎5番6番あたりだろうか、動きが悪くなっているように見えたのです。杞憂ならいいのですが、遠征のたびに枕が変わる環境です。寝具のスポンサーもあるので問題ないのかもしれませんが、以前から書いているように、オーダーメイド枕には大きな問題かあるのです。人の睡眠は横寝と上向き寝があり、仮に6時間睡眠なら各2時間ずつ、その姿位をして寝ていることになります。成人で「私はずっと上向きで寝て全く動きません」なんて豪語する人がいますがはっきり言って不健康の証明でしかありません。子供が寝るように動くように寝る姿こそが健康な証拠なのです。試しに動けない入院患者は時間ごとに体位変換を看護士がサポートしていますよね。
また、大谷選手の場合トンデモなく肩幅が広い。これも以前のコラムで書きましたが・・。ということはどうしても寝違いを起こしやすい、肩の亜脱臼を起こしやすい構造なのです。肩関節や頚椎が柔らかいうちは全く問題ないのですが、肘や肩関節のケガの代償として硬化する頚椎によって寝違いや亜脱臼が起こりやすくなってきます。特に今回のように海外遠征や飛行機の全米移動も含め坐位での就寝時も気をつけたい。
「寝違い」とは頚椎捻挫のことを言います。
捻挫は足首をイメージしていただくと解かりやすいのですが、グキッとひねってしまっても起こりますが、弱い力で長時間伸ばされても発生してしまうものなのです。普段寝違いがない時は何も感じない首も、寝違いを起こしてしまったら毎秒気になって仕方がないのが「寝違い」です。
当院ではまず頚椎の位置異常を整復し、Dマッサージという圧を手技によって行います。これだけで痛みも可動域も8-9割緩解し、最後にハリ治療をすることで鎮痛。最後にセルフケアとしてアイスノンして寝ることを強く推奨しています。アイシングを忘れずにその晩にしっかり行ってくれれば、翌日2回目の施術ができればまず全快になるのが普通です。徹底して関節内の炎症指数を下げてもらえるよう指導しています。どのくらい冷やすのですか? と尋ねられますが「できるだけ長く、火傷しないように」がいつもの私の回答です。
このWBS、これからのシーズンも移動の多い大谷選手には特に気を付けてもらいたい。
何かあったら呼んでくれればきちんと治してあげるのに。
2026.3.2午後15時



