巻き肩、スマホ肩という言葉がありますが、巻き肩の機序は肩関節の前方変位が低い枕で横向き寝することで始まります。起床時に肩関節を回すとガリガリゴリゴリ音が鳴るような状態が最初に起こります。
次に生活姿勢(スマホ長時間、デスクワーク長時間)によって、その方関節変位が環境適応によって固定化が進みます。体の構造上、肩関節が前方に動くと、頭と首も前傾姿勢になってきます。いわゆる猫背のような姿勢になっていきます。週数回の運動をしている方は、それでも運動の効果により首や肩関節のストレッチ運動を行うので急激な悪化はないのですが、運動をほぼしない方はどんどん猫背姿勢が確立していきます。
すると呼吸が知らない間に浅くなり、酸欠傾向になります。症状としては「眠い・だるい・動きたくない」です。何か最近元気がない、クヨクヨイライラも多い、なんて言うのはうつ病かではなく酸欠傾向による全身の機能低下であることがよく見られます。共通して呼吸が浅い、胸の前面にある骨(胸骨)周辺を触ると強い痛みがあります。これは背骨から肋骨を経て胸骨への圧力が高くなっているからです。猫背姿勢、肩関節の前方変位、共に胸骨への圧力を高めます。
対策として全身運動、胸を広げるような体操ストレッチが有効です。中でも高めの枕でベッドの上で仰向きになり大の字になってゆっくり呼吸をすることです。これを5分もしていると日頃カチカチになっている体の前面がゆっくり大きく開くことで楽にいい姿勢ができるようになります。
無理やりいい姿勢を意識しても1分も持たないと思います。またそれを続けることで背中の筋肉(菱形筋、上腕三頭筋)を変な形で使い、その反動で余計に悪い姿勢を作り出してしまいます。姿勢保持には自然な力でつくることが、いい姿勢を維持するコツです。
巻き肩の方は、頭と首の前方移動によって、顎関節を痛める方が多くみられます。逆に顎関節症の方はまず巻き肩になっています。治療としては肩関節を整復し、頭と首を後傾させる施術と胸椎矯正でほぼ一瞬で解消することになります。ただ巻き肩は治すのも簡単ですが、また睡眠姿勢で再発することも多いのも事実です。体の習慣を少しだけしてもらうと施術回数も減るので一緒に取り組みをしていけることを指導と希望しています。
5年程前から顎関節症で歯科のマウスピース治療をしてましたが一向によくならずここ最近症状が悪化し、ネットでこちらにたどりつきました!
1回目の治療から口が開くようになりその日の夜にはお寿司を思い切り口を開いて食べることが出来て嬉しい限りです!首の歪みを治して頂いて重だるい症状も取れました。
2回目を終えてあごの痛みも感じなくなっています!
花谷先生に出会えて本当に良かったです! S.Y
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