食いしばりを治すセルフケア
食いしばり癖の原因はストレスと言われますが、頑張り過ぎで真面目な性格によるものが大きいようです。また力仕事、集中仕事による職業的、作業的な緊張癖もその原因です。当院ではハリの先端を筋膜表面層に触れるように刺激することで筋弛緩、また左右の咬筋の筋肉発達差を均すよう調整しています。1クール8回。
<食いしばりは大事なストレス発散のための生理的機能>
誰もが食いしばりをゼロにしたいという希望があるでしょうが、ゼロになることはありません。暑いと汗をかく機能がなくなったら生きていけないのと一緒で、肉体最強部位の顎と歯でストレスを緩和する機能が食いしばりだからです。犬や鳥が固いものを噛んでストレス発散しているのと同じ現象なのです。
<咬筋と斜角筋/肩こりの原因>
食いしばりをしている指標は咬筋発達(エラ)と斜角筋の過緊張です。肩こりは肩の後ろ側で感じますが実は薄い僧帽筋の内側にある太い斜角筋の過緊張こそが肩こりの原因なのです。
<食いしばり克服のキモ>
「顎小顔矯正コース」や「食いしばりコース」をすることで体内の食いしばり指数は間違いなく低下していくのは臨床上認められています。食いしばり指数が90-100だと起床時の寝足りない感と疲労感、顔顎筋の疲れ、頭痛肩顎のコリ痛みと症状となりますが、食いしばり指数が40-50になると生活上の不快感はほぼなくなります。食いしばり克服のキモは食いしばり癖の完全消失を目指すのではなく、半分緩解すればいいことに気づくことなのです。そして体外で起こるストレストラブル回避をしていけば、1クールの施術とセルフケアで快適な生活が送れるようになります。
<セルフケア>
◎2週間毎日マグネシウムオイルを咬筋・斜角筋に塗る
◎ボールを叩く打つ投げる
◎運動で汗をかく
◎咬筋・側頭部のマッサージ
◎咬筋に湿布して就寝
◎舌先で口腔内をマッサージ
◎飲酒を減らす
◎日中生活で気づいたら脱力、肩回し、壁たて伏せ
◎舌先を上あごに軽く触れると人の体は顎に力を一切入れることができなくなります。日中作業中、誰にもバレずに咬筋脱力ができます。
顎関節に痛み⇒顎小顔矯正コースへ
顎関節に痛みナシ⇒食いしばりコースへ