21世紀型猫背とは縦の背骨ラインの弯曲と横の肩甲骨ラインの弯曲が合成したものを指します。スマホPC生活での長時間がその原因です。
臨床現場での発見は、21世紀型猫背の方は全員「胸骨が痛い」ことにあります。通常の治療において胸骨を触れることは99パーセントありません(セクハラ対策上)。胸骨とは胸の真ん中にある骨。胸骨は肋骨と接着しており肋骨は背骨と触れています。なぜ背骨は歪むのにその力は正反対位置にある胸骨にないのか?確かに胸骨は1つの大きな骨。しかし、観察すると背骨の歪みはそのまま肋骨を介して胸肋関節にしっかり出ているのです。平らなところで寝かされた肋骨は背骨の歪みを増幅させて胸骨(胸肋関節)に出しているのです。逆に言うと肋骨を介して背骨のズレを直すことも可能なのです。ちょっと専門的になりましたが、このような視点を持つ治療家はほぼいません。胸骨はまず治療家が触ったこともない骨の一つです。
結論を書くと、猫背傾向にある方は縦の背骨ラインの弯曲と横の肩甲骨ラインの弯曲の結果、上向きに寝ると、まるで亀が裏返しになって寝ている状態なので胸骨に必ず痛みがあるのです。私にとっては猫背の程度を知る上でも胸骨の痛みは大きな指標であり、ほぼ全員が胸骨を触ると痛みがあるのです。本人も気づかないうちに胸が狭くなり、深い呼吸ができなくなっている、それを痛覚レベルで知ることができるのが胸骨の痛みなのです。
逆に胸骨マッサージをすると21世紀型猫背は解消されていきます。
胸肋関節付近を毎日縦と横に自分でマッサージをしていくと知らない間に呼吸も深くなり、触られても痛くなくなり、良い姿勢になっていくのです。不思議なくらい変化していきます。
湿度や狭い空間、緊張した際など一般に息苦しい時にでも有効ですので試してみてください。リラックス効果がとてもある場所です。エステのオイルマッサージなどあるとすごくリラックスできるのではないかな。プロデュースします。