食いしばり癖の原因はストレスと言われます。多くの食いしばりの患者さんを診ていて共通していることがいくつかあります。
それは真面目な性格です。真面目過ぎる性格がこの食いしばりを作っているのです。もっとあなたに「力を抜いて」「もっと気楽に考えて」「ダラダラすればいいんだよ」となんて言っても反発心しか出てこないはず。それが性格真面目だということです。患者さんに「なんでこうなるの?」と聞かれたとき私は「●●さんがいい人星人だからですよ」と言います。「もっと悪い人になっていいよ」とも。他人目線でなくもっと自分目線で過ごしてもいいのですよ。
もう一つは緊張傾向です。興奮体質と言ってもいいかもしれません。何か楽しいことに夢中になり過ぎる。編み物をするとずっとやり続けてしまう、ゲームすると、勉強すると、仕事をすると、、、、緊張興奮は内々において全く一緒の現象です。好きな人の前でドキドキするのも一緒。恋と緊張はカラダガラスれば一緒なのです。恋するのは悪いこと? 楽しいことばかりしていても興奮して食いしばりが増えます。それもストレス??
「過ぎる」結果が食いしばりを発生させたり、強化させたりする原因ですが、いつも言うように食いしばりが悪いわけではなく、半分にすればいいだけのもので、過分でなければ「食いしばり」はとても大事な生命維持作用なのです。
では、この「過分」な食いしばり部分を自分で治す方法を紹介します。
一番有効な方法は、ボールを叩くこと。
ボールを叩く・・・ボールを打つ、投げる、取ることも有効です。
運動不足・・・汗、呼気ともに食いしばりは緩解します
マッサージ・・・ゴリゴリよりゆっくり押し続ける感じで 咬筋、側頭筋、斜角筋、肩甲挙筋
顎筋に湿布・・・寝ている時に湿布を貼ってみてください
日中生活・・・気づいたら脱力、日中の舌の位置
舌の位置・・・舌先を上あごに軽く触れてみてください。すると人の体は顎に力を一切入れることができなくなります
舌マッサージ・・・舌先で口腔内をマッサージしましょう
胸を広げる・・・デスクワーク中に背伸び、肩回し、壁立て伏せが有効
マグネシウムオイル・・・MGオイルを首周辺に塗る
筋トレ・・・アームカール(両手一緒)、腕立て伏せ、リバースプッシュアップ
大声を出す・・・カラオケで熱唱