へバーデン結節のセルフケア
~へバーデン結節・ばね指・CM関節症は「治してもらう病気」ではなく、自分で守る病気です~
「指の第一関節が痛い。」
「第一関節が腫れてきた。」
「指が少しずつ曲がってきた。」
このような症状でお悩みの方は、へバーデン結節の可能性があります。
また、ばね指、CM関節症(親指の付け根の痛み)、腱鞘炎も、日常生活の中で少しずつ負担が積み重なって起こることが多い疾患です。
当院にも「整体で治りますか?」というご相談をよくいただきます。
私は、そのたびに正直にお伝えしています。
へバーデン結節は、整体で何度関節を整復しても改善しにくい疾患です。
もちろん、全身のバランスを整えることで肩こりや首こりが軽くなったり、手が動かしやすくなったりすることはあります。
しかし、変形していく指そのものを整体だけで止めることは難しいと考えています。
だからこそ、本当に大切なのは毎日のセルフケアです。
私が一番おすすめするセルフケアは「湿布を巻いて寝ること」
私が臨床で最も効果を感じている方法は、とてもシンプルです。
湿布を細く切り、痛い指に巻いて寝ること。
湿布を指の幅に合わせて細く切り、痛みのある第一関節を軽く包むように巻いて就寝してください。
すると、
「朝起きた時の痛みが軽くなった。」
「朝から指が動かしやすい。」
という方を数多く経験しています。
夜は寝ている間にも無意識に指をぶつけたり、寝具との摩擦が起きたりします。
湿布を巻くことで関節を保護しながら安静を保ちやすくなるため、私はこの方法をおすすめしています。

この方法は、ばね指・CM関節症・腱鞘炎にも応用できます
このセルフケアは、へバーデン結節だけではありません。
・ばね指
・腱鞘炎
・CM関節症(親指の付け根)
などにも応用できると私は考えています。
これらは共通して、炎症を起こしている組織を夜間にしっかり休ませることが大切だからです。
整形外科では湿布や飲み薬が中心になることも多くありますが、自宅で毎日続けられるセルフケアも同じくらい重要です。
スマホの持ち方を見直してください
最近、指の痛みが増えている原因の一つがスマートフォンです。
片手でスマホを持ち、親指だけで長時間操作する生活は、親指や指先へ大きな負担をかけます。
スマホリングを使う。
両手で持つ。
操作時間を少し減らす。
このような小さな工夫だけでも、指への負担は変わってきます。
背中を温める習慣もおすすめです
私がおすすめしているセルフケアの一つが、背中へカイロを貼ることです。
体が冷えると筋肉は緊張し、血流も悪くなります。
背中を温めることで全身の血流が良くなり、手先も温まりやすくなります。
寒い季節だけでなく、冷房の効いた夏にもおすすめです。
ハンドクリームは「保湿剤」ではなくセルフケアです
ハンドクリームは乾燥を防ぐだけではありません。
毎日やさしく塗ることで、皮膚や関節をいたわる時間にもなります。
私はマッサージを兼ねて塗ることをおすすめしています。
オメガ3も選択肢の一つ
栄養面では、オメガ3脂肪酸を含むサプリメントを取り入れる方もいらっしゃいます。
すべての方に同じ効果があるとは言えませんが、炎症との関連が研究されており、生活習慣の見直しの一つとして検討する価値はあるでしょう。
私が一番伝えたいこと
へバーデン結節は、「治してもらう病気」ではありません。
毎日の生活を少し見直し、自分の手を守る病気です。
・湿布を巻いて寝る
・スマホの使い方を工夫する
・背中を温める
・ハンドクリームで手をいたわる
・必要に応じて電気治療や栄養面も見直す
こうした小さな積み重ねが、5年後、10年後の指を守ることにつながります。
当院でも全身のバランスを整える施術は行っています。
しかし、それ以上に大切なのは、ご自宅で毎日続けられるセルフケアです。
私は「治してあげる」よりも、「自分で守れる体をつくること」が、本当の治療だと考えています。
へバーデン結節、ばね指、CM関節症、腱鞘炎でお悩みの方は、ぜひ今日からできることを一つ始めてみてください。
その小さな一歩が、10年後のあなたの手を守る第一歩になるはずです。
バランス整骨院(柳瀬川駅西口より徒歩2分)
花谷博幸

