ギックリ腰のセルフケア
~「傷口を固める」ことが最速で治る方法です~
ギックリ腰には筋筋膜性(全治1週間)と椎間関節性(全治3週間)の2種類あります。共に組織の傷口があり炎症していることが痛みの原因です。ギックリ腰になると、痛みにより絶望感を味わいますが、必ず治るので心配無用です。傷口が早く閉じれば早く治るだけのこと。そのための第一条件は初期対応です。発症48時間以内に治療させてください。そうすれば最速で治します。「寝たら治るかも」は20歳までの話です。慢性化すればするほど再発の繰り返しが起こります。

禁止事項
・ストレッチ 傷口を開くことになります!
・突然の筋トレ 特に腹筋は腰痛の原因です!
治療後の安静とは、寝た状態でゴロゴロです。歩く・立つ・座る・持つは活動になります。温めたり、冷やしたりもせず常温がベストです。可能な限り安静と固定がベスト。昼間は仕事しながらコルセット固定、就寝時は湿布をして可能な限りの安静生活をしてください。2日間のロキソニン投薬も有効ですが、痛みがなくなりすぎると勝手に動いてしまうので、薬で痛みがなくなると逆に治癒が遅れることも知っていてください。
急性腰痛の4段階
|
第1期 |
腰全体の痛み |
静止痛 起床時痛 |
|
第2期 |
患部局所の痛み 痛みの移動 |
動作時痛 起床時痛 |
|
第3期 |
痛み軽減+反対側重感 |
動作時痛 起床時痛 |
|
第4期 |
反対側軽減 |
可動域増大 起床時痛 |
※腰全体の痛み → 一か所の痛みに縮小 → 反対側の重だるさコリ → 動けるようになる。
最速の治療プロセス
・初期の治療ではハリや電気は極力避けます。やると炎症悪化するのが解っているからです。患者さんは痛みの度合いだけで治る治らないを判断してしまいますが、最初にすべきは内部環境を整えて固定してしまうことなのです。<それが最速治癒のキモ> 治ってきた最初の兆候は患部が右か左かわかるようになります。
・治療後の翌朝起きた時、痛みが再度強くなります。理由は体温低下と脱水。起きたら慌てないですぐに朝食をとって体温を上げてください。元に戻ります。
・その後の施術は鎮痛回復に入ります。ハリや電気も使用していきます。短期集中で早く終えましょう。
治りの悪い方は全員「突然腰痛⇒鍛えなきゃ」となります。通常ギックリ腰から1週間経ってもまだ痛い方は全員ストレッチを一生懸命していた方です。ギックリ腰の原因は腰の筋肉が弱いのではなく強すぎたから切れたのです。逆です。
超重症化している方は上体がまっすぐ立てません。この場合だけ治療がとてもシビアになります。体を無理にまっすぐにしようとすると回復が遅れます。上体を曲がるままに姿勢を崩して生活していただけると早く治ります。

